パリ航空ショー 第4回:帰国と振り返り編

update:2025/12/24

今年も残り少なくなってまいりました。2025年の振り返りとして、6月に参加した「パリ・航空ショー」に関するコラムを全4回と番外編にわたりお届けします。

今回は、『帰国までの流れや資料整理、次回に向けた反省点と学びなど、出張後の振り返りに役立つポイント』を中心にまとめました。これから海外展示会に参加される皆さまの一助となれば幸いです。

1. ホテルのチェックアウトと帰路への移動:チップは不要、でも時間管理は重要

フランスのホテルは、チェックアウト時間が10時〜11時とやや早めのこともありますが、展示会参加の身としてはゆっくり過ごすことができそうです。事前に支払いを済ませておけば、鍵の返却だけで済むこともありますので、得た情報や荷物の整理に充てるのもいいかもしれません。

なお、フランスの宿泊施設では基本的にチップは不要です。高級ホテルで特別なサービスを受けた場合などを除き、「置いていないと失礼」という日本的感覚を持ち込む必要はありません。私も日本のソフトキャンディを感謝の気持として「Merci」のメモ書きと一緒に置いていましたが、ルームメイク時には一度も取っていただけませんでした。

2. 空港までの移動と出国手続き:余裕を持って「安全第一」で

帰国当日は、早朝にホテルをチェックアウトし、フランス版新幹線、TGVで空港へ。レンヌにいた私は事前に予約したチケットでTGVに乗り込み、スムーズにシャルル・ド・ゴール空港に到着できました。

空港では、セルフチェックイン機と預け荷物用の自動機を利用。荷物タグを自分で貼る必要があるため、慣れていない方は案内係を活用すると安心です。

出国審査では、パスポートの自動ゲート+顔認証が導入されており、手続きは非常にスムーズでした。入り口にいた係員も笑顔で「こんにちは」「さようなら」と最後まで挨拶を欠かさない国民性に少し後ろ髪を引かれる思いです。

保安検査場は混雑していたため、フライト時刻の2時間前にはゲートに向かえるよう行動するのが理想です。今回の旅も終盤…でしたが、航空機の機材トラブルのため搭乗が2時間遅延するなど、最後まで気が抜けませんでした。

3. 疲労対策とリフレッシュの工夫:睡眠と光に要注意

今回の出張であらためて痛感したのは、出張中の「疲労対策」の重要性です。

特にヨーロッパ滞在時は、日照時間が長く、夜22時近くまで明るいため、体内時計が乱れがちになります。

私は、ホテルのカーテンをしっかり閉めて早めに就寝する/日中は屋外で自然光を浴びてリズムを整えるといった工夫で、極端な時差ボケは回避できました。

また、展示会場を何時間も歩く日々が続くため、空き時間にはカフェでひと息つく・スーパーで飲み物を買う・短時間でもホテルで横になるといった**“意識的なリフレッシュ”が、後半戦の集中力維持につながる**と感じました。

4. 帰国後の整理:なるべく早く、軽いうちに

帰国後は、資料や名刺の整理、関係者へのお礼メール、社内向けレポート作成など「やるべきこと」が一気に押し寄せます。ホテル滞在時に軽く作業を行えればいいのですが、疲労回復に務めるべきだと考えます。

私はTGV移動中にラフメモを作り、帰宅後はそのメモをベースに仕分け・報告の準備を行いました。時間が経つほど記憶も資料も散らかっていくので、“軽いうちに済ませる”意識が有効でした。

おわりに

展示会の現地参加は、行き帰りの移動も含めて、体力・情報量・対人対応すべてにおいてハードな業務です。

しかし、それだけに得られるものも多く、「現地に行ったからこそわかること」が確かに存在します。

今回の経験が、今後の業務や次回の出張に活きてくることを願い、ひとまずこのレポートを締めくくります。

YOUSUKE HATTORI

About Me

1985年東京都生まれ。一般社団法人日本類別協会代表理事。学生時代よりMILスペックをはじめとする規格分野に関わり、長年にわたり知見を積み重ねてきた。防衛装備庁へのNATOカタログ制度導入や2020年のTier2昇格に携わり、その後の本格運用を支援している。環太平洋NATOカタログ制度セミナーなど国際会議にも出席し、日本の同分野における国際的な連携と発展のため尽力している。

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